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談話会のお知らせ

2021年7月16日(金) 16:30 ~ 17:30

Cheeger-Colding理論 vs RCD理論

16:30--17:30

講演者

本多 正平(東北大学)

タイトル

Cheeger-Colding理論 vs RCD理論

アブストラクト

90年代終わりごろのCheeger-Coldingによる仕事はRicci曲率が下に有界なRiemann多様体の研究を爆発的に推し進め,近年ではその仕事がKahler-Einstein計量の存在問題の解決(Chen-Donaldson-Sun, Tian)に決定的に用いられた.Cheeger-Coldingによる仕事は多様体の極限空間を調べる.その極限空間をsyntheticに扱う枠組みがあり,そこで現れる空間をRCD空間という.その研究はBakry-Emery理論,最適輸送理論との深い関係を見せながら,Lott-Villani, Sturm, Ambrosio-Gigli-Savare等の仕事によってその基礎が完成した.Cheeger-Coldingの仕事から約15年後のことである.その研究の進展の速さは前回のICMのAmbrosio氏のサーベイから見て取れる.しかしそのサーベイからも急速に発展しており,Cheeger-Colding理論とはもはや差はなくなった状態といえる.談話会ではごく最近まで含めたこの話題のサーベイをできればと考えている.

開催場所

Zoom

連続講義:なお7月12日から7月16日までZoomで集中講義が開催されます.初回は7月12日の13時30分開始です.

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