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談話会のお知らせ

2024年7月26日(金) 14:40 ~ 15:40

超特殊アーベル多様体上の同種グラフの第二固有値の評価について

講演者

山内 卓也(東北大学)

タイトル

超特殊アーベル多様体上の同種グラフの第二固有値の評価について

会場

埼玉大学理学部1号館3階 基礎数理演習室

アブストラクト

正整数 g, 素数 p, ℓ に対して, 標数 p の有限体上の次元 g をもつ superspecial abelian varieties であって ℓ-marking が指定されたものの同型類全体から有限向き付き正則グラフを構成することができる. 講演ではこのグラフに対するランダムウォーク行列の性質を, 対応するBruhat–Tits buildingsのspecial 1-complex を解析することにより, 調べることができることを非専門家にもわかるように, g=1, つまり楕円曲線の場合から始めて丁寧に説明したい. また, 保型形式, 保型表現論の観点からランダムウォーク行列の固有値に関して何が期待されるかも説明する. 本研究は東京大学の相川勇輔氏、京都大学の田中亮吉氏との共同研究である.

連続講義:なお7月22日(月)から7月26日(金)まで理学部1号館3階基礎数理演習室で集中講義が開催されます.初回は7月22日の13時00分開始です.

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