埼玉大学幾何セミナー
2013年6月20日(木) 16:20--17:50
佐々木・アインシュタイン幾何と体積
会場
埼玉大学理学部1号館3階 基礎数理演習室 (このページの理学部と書いてある建物が1号館です)
講演者
小野 肇 氏 (埼玉大学)
タイトル
佐々木・アインシュタイン幾何と体積
アブストラクト
リーマン幾何の重要なテーマの一つである アインシュタイン計量の存在問題において,最も研究が進んでいる対象の一つがケーラー・アインシュタイン計量である.一方,その奇数次元類似である佐々木・アインシュタイン計量の存在問題は,今まであまり重要視されてこなかったが,理論物理(AdS/CFT対応)において脚光を浴び注目が高まった.この講演では,まず,佐々木・アインシュタイン多様体について概観したあと,佐々木・アインシュタイン計量の存在問題において,その体積が重要な役割を果たすことを解説する.