会場

埼玉大学 理学部1号館3階 基礎数理演習室 （ このページ の14番の建物）

講演者

伊藤 昇氏（東京大学）

タイトル

Introduction to Khovanov homology and Milnor conjecture

アブストラクト

単行本『結び目理論の圏論』（日本評論社）の第I部のハイライトを解説する。
講演前半—ジョーンズ多項式からホバノフホモロジーへ—
ジョーンズ多項式をよく見て, ホバノフホモロジーの構成を考える（ホバノフホモロジーの, レシェチヒン-トゥラエフ理論を念頭においたビロの再構成）。
講演後半—ラスムッセン不変量からミルナー予想へ—
ホバノフホモロジーの変形版を見て、結び目を境界とする曲面の種数の評価を考える（結び目のミルナー予想に対するラスムッセンの方法）。
この本を輪講している, または個人的に興味を持っている学部３, ４年生を対象に（なるべく急がない）講演を行う予定である。