埼玉大学幾何セミナー
Deformation of coupled K\”ahler Einstein metrics / 混合型計量を持つ多様体の局所等長埋め込みとその応用
会場
埼玉大学 大学院理工学研究科棟5階 数学研究室1 ( このページ の16番の建物)
13:30--15:00
講演者
中村聡氏(埼玉大学)
タイトル
Deformation of coupled K\”ahler Einstein metrics
アブストラクト
The notion of coupled K\”ahler Einstein metrics was introduced recently by Hultgren-W.Nystr\”om. In this talk, we discuss deformation of coupled K\”ahler Einstein metrics on Fano manifolds. In particular, we obtain a necessary and sufficient condition for a given coupled K\”ahler Einstein metrics to be deformed to another one for another close decomposition of the first Chern class for a Fano manifold admitting non-trivial holomorphic vector fields. This generalizes a result of Hultgren-W.Nystr\”om.
15:00--15:30
お茶
15:30--
講演者
本田淳史氏(横浜国立大学)
タイトル
混合型計量を持つ多様体の局所等長埋め込みとその応用
アブストラクト
3次元ミンコフスキー空間内の連結な正則曲面が混合型曲面であるとは,その第一基本形式(誘導計量)が混合型計量,つまり,正定値になる部分(空間的部分)と不定値になる部分(時間的部分)を持つときをいう.混合型曲面は正則曲面なので,それ自体は特異点は持たないが,空間的部分と時間的部分の境界の点,つまり光的点は誘導計量の特異点とみなされる.本講演では,混合型曲面に沿って,ある横断的なベクトル場(L-ガウス写像)が存在することを示し,混合型曲面に対する曲面論の基本定理を導く.そこで得られた基本定理を用いて,混合型計量を持つ多様体の局所等長埋め込みの存在を証明する.その応用として,光的法曲率は外的不変量であることを示す.本講演の内容は arXiv:1908.01967 に基づく.
After
Seminar dinner