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埼玉大学幾何セミナー

2024年7月11日(木) 16:30 ~ 18:00

S-極限擬軌道追跡性とLi-Yorke型カオスの大域的な記述について

講演者

川口 徳昭氏(東京工業大)

会場

埼玉大学 理学部1号館3階 基礎数理演習室

アブストラクト

Smale以後, 現代力学系理論において中心的な「双曲型」可微分力学系の研究で発見された擬軌道追跡性は, 何らかの誤差を含む粗い軌道, つまり擬軌道が真の軌道で近似可能なことを指す性質であり, 現在その数々のバリエーションを含めた研究が活発に行われている. 本講演では, 擬軌道追跡性の一種である S-極限擬軌道追跡性の仮定の下で, 擬軌道の構造の観点から, Furstenberg族に基づいて一般化された Li-Yorke型カオスの大域的な記述が得られることについて述べる.

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